できれば簡単・太極拳

久しぶりに青葉スポーツセンターで武道クラス練習をしました。
粘らすという動きと、走らすという動きの甩手(すわいしゅ)の基本をしっかりと教わりました。
方向を転換するときの歩法。
防具の胴をつけて、実際に蹴り込む手揮琵琶の用法。上段中段の突きを受けて、前足でカウンターで蹴り込みます。
全員が防具を交互に着けて、実際に体が固定されて蹴り込まれる感覚を体験しました。体が固定されて蹴り込まれると、逃げることもできず、また小さな力でもダメージは強大です。相手の体を固定する方法は、太極拳独特の方法が多くあります。これも小さな力で相手に大きなダメージを与えるための術なんですね。
突きの攻撃の方法も、1・2と二動作で左右打つ方法と、一動作で左右を打つ方法があります。手揮琵琶は一動作で左右突かれた時への素早い対応です。
二動作で左右打たれた時の受けとしては、相手の左の突きを受けて、右の突きを左の雲手で外から内に受けて、その手を相手の目の前に差し出して、同時に右拳で相手の横腹の急所を打つ技を行いました。これは、相手の反射神経を利用して、相手の気を上に上げて、横腹を虚にする方法です。虚になった横腹はダメージに対してとても軟弱です。これも小さな力でも、相手に大きなダメージを与えるための太極拳の技です。

そして最後にはどのような突きでも、円の動きの太極拳の防御法で身を守る円圏を学びました。
途中、相手を片手でつり上げて、自由を奪ってしまう技の復習と、その技から逃れて逆に相手をつり上げてしまう方法を学びました。これは化勁という高度な技術で、全員とてもうまくできました。
練習を続けているといつの間にかできてしまう。そして出来れば簡単、これが太極拳なんですね。

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